Qよくあるご質問Q

Q、普通のマニキュアと何が違いますか?

A、ゴーストコーティングは製品として表記ではマニキュアのカテゴリーに入ります。
昨今のカラーリング施術に数々のカラフルな塩基性染料が使われているカラーバターやカラーシャンプーがありますが、
それらの中で毛髪外部を皮膜形成して色素を持つのはマニキュアしかなく、マニキュアの最大の強みは外部をコーティング出来ることです。
ゴーストコーティングはその被膜形成作用を活かし透明なマニキュアコーティングの中に、紫外線から守る蛍光塗料を配合し、
更に毛髪内部にまで浸透させながら毛髪全体をコーティングして髪の劣化を防ぎます。

Q、どのような方にお勧めですか?

A、毛髪に美しく柔らかな被膜形成を可能としますが酸性染料ですのでダメージヘアに対して浸透吸着力が活かされます。
表面から内部浸透してダメージホールとなる毛髪の空洞化に浸透して過剰に浸透する水分を抑えることができます。
※毛髪内部のダメージホールに水が侵入することは結果タンパク質として等電点に戻ることを阻害します。
等電点が適切に戻れないのは髪の水分保有量が関係しています。それらを考慮すると、、、

①損傷毛の方(特に内部損傷の方)

②カラー、ブリーチの蹴り返し施術委より毛髪内部二酸化染料が多数残留している方
(ジアミン等の酸化染料に対して直接に結合するトリートメント素材は現状存在していないと思います)

例:白髪染等のジアミンの重合染料タイプでは過剰染料があり、表面や内部の染料も大量の水を吸い込みます。
しかしジアミン染料に保水能力はありません。その結果大量の水を吸収していることで髪が乾きにくく
乾くと大量の水を放出してしまい、カラカラの硬い乾燥毛となってしまいます。

③アウトドアやスポーツ等で紫外線を浴びる時間が多い方の紫外線の盾となり内部タンパク質を保護出来ます。

④アンチエイジングトリートメントとしても適しています。年齢に伴いボリュームが出ない、ハリコシが出ない、
艶が出ない等の要因は共に髪に強度が無くなってしまうからです。身体でも脚や腰のサポーターがあるように
ゴーストコーティングのしなやかな皮膜はそれらのお悩みをリカバリーしてくれます。

⑤長期間の化学療法または放射線治療等の脱毛等の副作用からの回復期間中の方にお薦めです。
予後の回復期間中では、育毛剤は効果を発揮しませんしカラー・パーマは禁止となります。また副作用的な毛髪状態ではシリコン
(ジメチコン類)・ケラチン等の吸着物質はあまり有効な結果が表れ難く、その結果毛髪全体をコーティングする事で
扱い易い髪質にすることが出来ます。※「予後」とは治療後の状態を示す医療用語です。

Q、ブラックライトを照射する意味は?

A、ブラックライトの照射は塗布剤の付着確認となります。出来る限り毛髪に対して塗布量を均一にすることが大切です。
コーティング剤はある意味ペンキの塗装と同じで重ね塗りで何層も重ねると美しく長持ちします。ベタ塗り1回では
被膜のひび割れや劣化が速くなります。またお肌にゴーストコーティングが付着しても安全な素材ですがあえて皮膚に塗布することは
薬機法では認められておりませんので誤って付着した場合にはリムーバー等で拭き取って下さい。その際にはブラックライトを照射して下さい。
入浴の際の洗顔やせっけん等で自然に落ちていきますので、無理に強く擦って炎症等を起こさない配慮をお願い致します。

Q、温めたら効果は変わりますか?

A、基本設定は常温での施術としています。ゴーストコーティングの配合素材は他の水溶性トリートメント素材に対しては適応性がありますが油性または
ジメチコン類とは反発することがあります。その場合には温めて無理に適応させても良い結果を得られないと思います。
また水溶性トリートメントを前処理として加熱して保温状態からのゴーストコーティングは温度にもよりますが、
程よい加温での塗布はゴーストコーティング剤に活性をもたらしますので均一で滑らかに塗布でき、質の良い仕上がりが期待できます。
設定は常温での塗布が基本ですので必要以上な加温は控えるようにお願い致します。

※加温によりゴーストコーティング剤の適切な粘性が柔らかくなり過ぎると予測不能な液ダレが起き、誤って目や口に入る場合が予想されます。危険ですのでおやめ下さい。

※目や口に入った場合はぬるま湯で洗い流して下さい。また異常が発生した場合は医師に相談して下さい。

※ゴーストコーティング剤塗布または塗布確認の際は必ずサングラスの着用をお願いします。施術時はお客様にも着用お願いします。
ブラックライトは紫外線と同じですので、光に対して目視しないように指導をお願い致します。お客様用のサングラス着用はコーティング剤が
目に入らないようにするために有効です。サロン内での安全確保の環境づくりをお願い致します。

Q、どれくらいのペースで施術できますか?

A、ゴーストコーティングはしなやかさと自然な艶をもたらしますが、コーティング剤の表面劣化は日々進行します。
この損失感は個人的に違いがあり日数で表すのが難しいですが、製造側のモニター体験では非常に高いリピート率があり次回の来店時に
再度ゴーストコーティングをご要望されています。全ての平均サイクルとして初回施術から2ヶ月の範囲でしたので一つの目安としてお考え下さい。

Q、仕上げはアイロンですか?

A、ゴーストコーティング後のアイロン施術の場合はあまり高温ではコーティング剤に悪影響が出てましまう場合がありました。
アイロン仕上げの場合は髪質の太さや状態を考慮して100〜160度の範囲内でお使い下さい。ゴーストコーティングは強ダメージから通常状態までを
施術範囲としていますのでアイロン仕上げの場合は熱による悪影響が発生すると思われるリミッター領域の設定は
技術経験者の方に相談して低温から著しい変化や劣化が起きないかテストしながらアイロン処理をおこなって下さい。

※基本的にゴーストコーティングは必ずしもアイロン仕上げを推奨しておりません。

Q、クセやボリュームは収まりますか?

A、ゴーストコーティングは髪の内部のダメージホールを埋めることで過剰な水の内部浸透を防ぐことができ、乾くのも速くなります。
適切な水分量となる事で内部から発生するクセを抑えることは出来ますが、縮毛矯正などとは理論的に違いますので
過剰な強い改善または代替品となることはありません。構造的な解決ではなく、毛髪の適正環境下での調整によるトリートメント効果がクセを
起こし難い環境に導き結果的にクセ毛の発生を抑えた状態がより良い結果として体験出来ると思われています。

※ゴーストコーティングは内部浸透型トリートメントマニキュアです。
毛髪内部のダメージホールに浸透して無駄な水(自由水)の蓄えを無くします。
また毛髪のダメージホールの水の出入り口を調節しないと洗髪後に過剰な膨潤が起こり髪が乾きにくくなります。
更にセットのために乾かすと蓄えた自由水が大量に蒸発してカサカサした乾燥毛となります。

※ゴーストコーティングの内部補強が日々のお手入れのし易さをもたらしてくれます。

Q、一度の施術で効果ありますか?

A、あります。
しかし最大にゴーストコーティングを体感するなら、①内部の残留アルカリ②残留ジアミン③残留還元剤④残留過酸化水素⑤不適切な等電点を
処理しても毛髪内部を出来るだけ毛髪が構造物として強度を構成できる「等電点」に戻すことが大事です。

「何故不純物が毛髪内部に残るといけないのですか?」と質問されるのですが答えは不純物の存在により毛髪が全体をまとめる等電点に回帰出来なくなるからです。

A、更に毛髪表面に蓄積する界面活性剤やシリコン類または合成オイル(植物オイルや天然オイル)のオイル同士を混ぜ合わせた優れたオイル製品は人や髪に親和性(バイオイナート)が優れていて残留問題は起こり難くですが「水」と「油または油脂」を界面活性剤で混ぜ合わせた合成オイルやクリーム等は日々しっかりと洗浄しなければ残留問題が発生しています。よく頭からフケとして垣間見ることができます。専門用語では「フレーク」といいますがかなりの蓄積または残留状態の場合にフレークとして現れます。ゴーストコーティングの前処理に最適な処理技術は姉妹ブランドであるMADENAのパーフェクトリセットを推奨いたします。

Q、どのくらい効果は持続しますか?

A、体験されたお客様の取り巻く環境に左右するのは事実です。アウトドア派またはインドア派では紫外線に接する時間がかなり違ったりします。
更にホームケアでも良質なシャンプーとサルフェート系では脱脂作用が違います。またハイブリーチの繰り返しに有効性をもたらすゴーストコーティングの
泡立ちの悪いシャンプーの場合の髪と髪による摩擦により劣化していきます。不適切なヘアケア製品の使用の場合や泡立ち不足による
コーティングの劣化を考慮して持続期間は1ヶ月〜2ヶ月としか表現できませんがご理解の程お願い致します。

Q、自宅でのケアで気をつけたほうがいいことはありますか?

A,ゴーストコーティングは強い(+)のカチオンで吸収していますので、シャンプーの後に付けるトリートメント類も同じ(+)のカチオン類ですので反発しあって大量に通常のトリートメントが付着できませんので何時もの使用量より少なめの使用で良いかと思います。ヘアケア製品でも天然融合オイルでしたら少量塗布して乾かして下さい。
ゴーストコーティングは合成オイルと相性が悪く水溶性ケア剤とは馴染みやすいです。
お勧めはMADENAの「エイジア アクアリポ ag」がお薦めです。
ゴーストコーティングと相性が悪い油脂や脂質をリポソーム化していますのでゴーストコーティングに対しても劣化をもたらさずに適応してくれます。

仕上げの最中や仕上げの最適オイルとしてMADENAの「バイオシリコン」がお薦めです。
バイオシリコンは合成ではなくフランスの技術で植物からバイオ技術で作られた天然のジメチコン代替え素材としてヨーロッパで人気があります。
因みにいま現在ヨーロッパでは化学ジメチコンの使用をやめる動きが始まって来ております。