第1回対談

有限会社ALTマネージメント 代表取締役

【Twinkle Kids 】
international Plreschool 理事長

シャムレッフェル 公子氏

株式会社クリムラ

Platinum Lion
Chief Technical Officer

綱分 真悟

ご主人、シャムレッフェル・レックス氏が
出版しておられる著書を持っての記念撮影。

「医師が知らない余命を延ばす
がん養生生活」

「がん」の上手な手なずけ方

熱海を一望できる素敵な邸宅にお邪魔させて頂き、抗がん剤治療などの現状に改めて美容技術の進化を考えさせられる一日でした。


株式会社クリムラ

代表
栗村 正人

綱分 真悟

（綱分）本日は宜しくお願い致します。

（公子氏）宜しくお願い致します。

（綱分）抗がん剤治療後の毛髪の変化に
悩まれている方は実際にどれくらいらっしゃいますか？

（公子氏）たくさんの方がいらっしゃいます。
ほとんどの方が 悩んでおられます。

（綱分） 抗がん剤治療後に起きる変化と言うの は皆さん何を一番に気になされてますか？

（公子氏）もちろん、身体の一部が気になると思います。髪質は最後とはいいませんが女性の場合は髪の毛が抜けたりなくなってしまうのが第一に気になりますね。少しずつ回復したりしなかったりと髪が戻るんだろうか、また新しい髪の毛が生えてくるんだろうかというのを思ったりしますね。

（綱分）ちなみに完全に髪の毛が戻る方はいらっしゃるのでしょうか？

（公子氏）髪の毛が戻ってこられる方はもちろんいます。最初は抗がん剤が強いと抜けちゃうんですが、私が知る限り髪の毛がもとに戻られる方は多いです。元に戻るっていうよりは「がんは共存」だと思うんですよ。もちろんがんが完全になくなる方はいらっしゃると思うんですがほとんどの方は共存だと思います。

（綱分）回復される方もいらっしゃるのですね。

（公子氏）髪の毛の状態はそうだったとしてもただ治療されている際中は生えてこない方もいます。長い間ね。

（綱分）その僕らの治療を終えるという認識が間違っているのでしょうか。

（公子氏）うーん、治療を終える・終えた、、、どうなんだろう。治療は1クールや2クール、もちろんがんの種類によって違いますし、、（言葉を濁す）なんて言ったらいいんでしょうね。ただ終えてはいないんですよ。やっぱり生存率を気にしている方も多いですし。

（綱分）ありがとうございます。お話を聞かせていただいて僕の中で、「終わった」という治療後の改善というイメージで僕は考えていたんですが共存というお話を聞いてまた考えを改める部分があると思いました。あとは治療後の回復が始まっている中で容姿の回復に対してサロンが何かをすることに意味はあるかとおもいますが如何でしょうか？

（公子氏）あると思います。もちろん。

（綱分）その信頼関係がないとサロン側も病気に対して声をかけていいか凄くデリケートなお話だと思います。そこをサロンが全面的に打ち出すことに対する意義、施術を治療されている方たちが見たときにどういった印象を受けられるか、そこが気になります。

（公子氏）打ち出す事はいいと思いますがそこに行っている事が知られてしまったりとか、そういった部分が気になると思います。打ち出すのは打ち出してもいいと思うんですよ。みんなが色々考えていますし、本を読んだりと勉強されている方もいます。美容に関してもどうにかならないかと必死に探されてる方もいます。ただ、身内や友人にもがんの事は話してないという方もいらっしゃったので、サロンが注意することはそれを限定して打ち出すのではなく、普通のサロンの中にある一部の施術として扱えばいいのではないかと思います。

例えば病院の中にも美容室はあるわけですよ。色々な病気が、もちろんがんの方ばかりじゃないのですが、そういうところも行かなくちゃいけないから行くのですが、行きたくないんですよ。本当は普通の美容院に行きたいのですよ。

（綱分）治療の一環ということではなくお洒落にファッションにと言う理由で美容院に行かれたいということですね。

（公子氏）そうそう！（大きく頷く）そうだと思うんですよ。

（綱分）大変勉強になりました。とても貴重なお話をお伺いさせていただきました。ご多忙な中、知識のない私どもに解説と有意義なお時間を頂きありがとうございました。

あとがき

私共の関係サロンでも、年齢に関係無く癌を発症され治療による脱毛を体験されたお客様と接する事が多々あります。放射線治療や化学療法による脱毛は副作用であると医師からも知らされても各種の療法終了後の再発毛までに3〜6ヶ月もかかり発毛から回復までに、更に6ヶ月〜1年にも及びます。そこから以前の様な髪質に回復するのは更に時間を要します。
過酷な環境下で再発毛中の髪質を保護できるトリートメントの開発は私共の使命でもあり、サロンのサポート技術として活かされることを願っております。

＊私共の製品はがん治療の療法などを否定するものではなく、また賢明に治療中の方への勧誘となる様なことにならない様に表現に配慮しております。あくまで療法後の予後の良好な毛髪回復に対してのトリートメント開発であり、一般の方々と同じ使用方法でサロンで体験できます。

過剰なブリーチで弱った髪や体調が悪く髪質が痩せた方、ボリュームが出なくなった方のアンチエイジングとしてもご利用いただければと願っております。

栗村 正人